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かつて、化け猫やろくろ首といった妖怪は人々とともに暮らしていた。

だが、時代は変わり、令和の現代でそれを実在すると信じる者はいなくなってしまった。

しかし、今もなお、日本の山奥に妖怪たちは住んでいる。

我々が“幻想”と信じる彼らの住まう地を、そこで暮らす人々はこう呼称する。

 

――幻想郷――

 

そう、幻想郷は現代日本で忘れられたものが流れ着く場所なのである。

そして、その幻想郷に最近流れ着いたものがある。

令和時代の娯楽といえばYou〇ube。〇ouTubeはあらゆる文化を吸収し、ワールドワイドで一大コンテンツとなった。

その陰でひっそりと忘れられた日本の日陰文化の象徴・〇コニコ動画が今、幻想郷で大ブームとなっているのであった。

※本作は東方Projectの二次創作です。キャラ崩壊の恐れがあります。

 また、原作とは異なる描写も含まれますが、問題ない方のみ続きをご覧ください。

※東方を知らない方ももちろんマーダーミステリーとして楽しめる内容となっております。

 安心してお楽しみ下さい。

​システム

・プレイ人数:3人専用

 

・プレイ時間:約80分

 

・ゲームマスター:不要

 

・通話しながらこのサイトを見られる環境があれば、オンラインでもプレイ可能です。

注意事項 & 禁止事項

・キャラクターシートを見せてはいけません。

 

・キャラクターシートの内容をそのまま読み伝えてはいけません。

 

・自身の目標(勝利条件)を他の人に伝えてはいけません。

 

・本システムは嘘OKです。ただし、嘘ばかり言ってると真相にはたどり着けないでしょう。

​登場人物

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PC1       博麗 霊夢(はくれい れいむ)

 

種族:人間

 

「博麗神社」という、幻想郷を守る神社で巫女を務める少女。

原作では主人公。

人間も妖怪も平等に扱う故、強い妖怪に気に入られがち。

一方で、そのせいで人間の参拝客が少なく、貧乏なのが悩み。

ニコニコ動画のことは魔理沙から聞かされているが、あまり興味がなく特に見たりすることはない。

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PC2       霧雨 魔理沙 (きりさめ まりさ)

 

種族:人間

 

魔法の森で暮らしている、魔法を使える少女。

原作では二人目の主人公。

フランクかつ明るい性格で友達が多い。

最近は人気動画投稿者として有名人となっている。

見るのは趣味でなく一人称視点での撮影・投稿のみを行う。

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PC3       アリス・マーガトロイド

 

種族:魔法使い

 

元は人間であったが、修行の結果魔法使いとなった。

その経歴から妖怪・人間とも中立の立場をとっている。

扱う魔法は人形の使役であり、その実力はかなりのもの。

たまに人々が暮らす里で人形劇を開き、子供たちからは人気。

ニコニコ動画のことは興味がないふりをしているが、実は結構見るのが好き。

導入

「ねえねえ、昨日の魔理沙の動画見た!?」

「見た見た、やっぱ最高!」

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   ・

   ・

 

「本当にみんな動画みてばっかりね」

博麗神社に向かう道すがら、子供のたちの雑談を耳にして霊夢が言う。

「確かになー。子供たちは私のギャグセンスの虜ってわけだ」

魔理沙が楽しそうに答える。手には一杯の酒とつまみが握られている。

「もしここが外の世界だったら〇カキンになれたかもね、魔理沙の動画なら」

霊夢のやる気のない讃辞に対して魔理沙は少し不服そうに頬を膨らます。

「いやいや、私の動画はどちらかというとQuiz〇nockみたいな知性派だぜ?」

これには霊夢も苦笑した。

「魔法以外の知識がない魔理沙に高学歴キャラは厳しいわね」

「そんな直球で言われるとへこむんだぜ・・。そうだ、私たち二人いいコンビだよな?〇溜まりボンドみたいな動画撮ろうぜ!」

「お断り!」

そんな他愛のない会話をしながら、二人の姿は眩しいほどの黄昏に消えていった。

   ・

   ・

   ・

どうやら外が騒がしい。

ここは人々が住む“人里”から離れた魔法の森だ。

普段は心地よい静けさで包まれているこの場所で朝からこの騒ぎ、何かあったのだろうか。

まだズキズキと痛む頭を押さえながらアリスは外に出た。

近くにいた妖精に何があったか尋ねると、どうやら人里で子供たちと大人が揉めていると教えてくれた。

妖怪が関わっているならいざ知らず、人間たちの争いなら出る幕はない。

帰って遅めの朝食の準備に取り掛かろうかと思案を始めたところに、突如声をかけられた。

「アリスさん。あなたに犯罪の疑いがかけられています」

振り返ると、そこには人里で寺子屋を開く妖怪の姿があった。

「え・・?いやでも、そんなの身に覚え」

「いいから来てください!」

拉致された。

   ・

   ・

   ・

 

連れられた先は裁判所だった。

「私は知らないわよ!そもそも妖怪風情が私を裁こうなんていい度胸してるじゃない!」

「全くだぜ。証拠もなしに裁判なんてどうかしてるんだぜ」

そこにはギャンギャン喚く霊夢と魔理沙の姿があった。

・・・急に胸騒ぎがしてくる。この2人と一緒に扱われるとロクなことがない。

「おはよう。昨日ぶりね」

「お、アリスも来たのか。ちょうどあの高飛車な裁判長をぶっ飛ばそうかと思っていたところなんだぜ。」

「あなたはもう少し落ち着きなさい」

そう言いつつも、面倒な言いがかりをつけられそうならそれでもいいかなと心の中で同意していると、例の裁判長が口を開いた。

「あなたたちには”過激な動画投稿したのでは?罪”の疑いがあります!動画の”投稿者””出演者”は名乗り出なさい!」

一瞬訪れる静寂、そして――

「そ、それはどういう過激な――」

「いやいや、私はそんなもの投稿した覚えはないんだぜ――」

「具体的な内容を教えて頂戴!」

口をついて出た三人の言葉は、なぜか弁解じみたものであった。

・・・舞台はご理解頂けましたでしょうか。

問題なければ任意のキャラクターを選び、キャラクターシートをご覧ください。

各プレイヤーが担当するキャラクターはどのように決めて頂いても構いません。

キャラクターシートは下のアイコンから進むことができます。

​推奨時間:15分~

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