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"普通の黒魔術師"

霧雨 魔理沙

​キャラクターシート

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※あなたの選択したキャラクターは魔理沙で間違いありませんか?

​間違いなければ先をご覧ください。

(胸中)

やっちまったぜ・・。私らしくもなく、つい動揺が表に出てしまったんだぜ。

”過激な動画投稿したのでは?罪”とやら、恐らく私のサブアカウントから投稿されていた昨晩の動画のことだろう――

 

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落ち着け、クールになれ霧雨魔理沙。

まず、状況を整理するんだぜ。

今日になっていきなり裁判沙汰ということは、問題の動画が投稿されたのは“昨日の夜から今日の朝までの時間”と考えていいだろう。

ここが問題なんだぜ・・。昨日の夜は神社の境内でドンチャン騒ぎだったからな、飲みすぎで少し記憶があやふやなんだぜ。

えーと、確か・・こんなかんじだったかな?

15:00

アリスの家に遊びに行くとするか。

「ようアリス。ご機嫌いかがかな」

少し慌てた様子でアリスがドアを開ける。

「あら、魔理沙。いつも突然ね」

「はは、悪い悪い。ところでこの動画を見てほしいんだぜ」

アリスが首をかしげる。

「この動画って・・あなた、また過激な動画を撮ってきたの?

「過激というか、まあ投稿はしない方がいい感じかな。どうだ?あそこにいる魔法使いと久々に弾幕勝負(※じゃんけんみたいなものです)をしたんだが、あいつの火属性魔法が進化してたんだぜ!すごいだろ?」

なぜか呆れたような表情だ。

「また魔導書を盗ってきたの?呆れた」

そのまま呆れたと言われてしまった。

「盗ったなんて人聞きが悪い、死ぬまで借りるだけだぜ。まあ、撮ってはいるけどな!」

相変わらずアリスは私のギャグセンスについて来れないらしく、無表情のままだ。

17:00

宴会の買い出しのため、博麗神社に向かう。

「よっ!今日は桜も満開だし、いい酒が飲めそうだぜ!」

「そうね。ところで、ウチの境内で飲むんだから当然、いい酒は持ってきたんでしょうね?」

霊夢は無垢な顔してそんなことを言っている。それならこうだ。

「おっと、それは先週の飲み会で撮ったあの動画を投稿しないことには無理な相談なんだぜ」

そう言った途端、霊夢の顔が真っ赤に染まった。あと1か月はこのネタでいじれそうだ。

「それは忘れて頂戴!いつもはお酒飲んだらすぐに記憶無くすくせに、なんでこれだけは覚えているのよ・・」

「そりゃあ、霊夢がかわいく踊るなんて過激すぎて記憶に残るってもんだぜ。公開したら人里のみんな信者になっちまうだろうなー」

「もう!いいから買い出し行くわよ!」

先に出かけてしまった。少しからかいすぎたかな。

19:00

「「「かんぱーい!」」」

宴が始まる

※日本では20歳未満の飲酒は法律で禁じられていますが、幻想郷では問題ありません。

20:00

妖精と他愛のない会話をした。

21:00

ひとしきり妖精に武勇伝を語ったところで霊夢の方へ目をやると、そこにはアリスがいた。

おっと、アリスが来たらやっぱりあの話しかないな。近くに移動して話しかけた。

「お、アリス来てたのか!じゃあ早速歌ってもらおうか。『魔理沙は大変なものを」

「ちょ、ちょっと!私がお酒を飲んだら毎回歌うと思ったら大間違いなんだからね!大体私の歌ってる動画を勝手に投稿なんてして!恥ずかしいからアカウント消したわよ!

アリスが顔を真っ赤にして言う。アカウントを消した?そうか、そこまで嫌だったのか・・。それはさすがに悪いことをした。

「そ、そうか・・。いや~それは残念だぜ。ところでアリス、お酒が足りてないんじゃないか?」

話題を変えようと一升瓶を手にしたが、既に空だった。

「あれ、もう空なんだぜ?もしかして霊夢がもう飲んじまったのぜ?」

アリスがかわいく顔を膨らませる。

「そうなのよ、せっかく好きなお酒を持ってきてあげたんだからもっと味わって飲めばいいのに」

どうやらアリスが持ってきたお酒のようだ。私も飲みたかったぜ。

「うちの神社は盛況とは程遠いからね。油断したら全部貰うわよ」

なぜか驚きの表情を浮かべるアリスとなぜか したり顔の霊夢。

だが、お金の話となればこの話だ!霊夢は酒が入ったら可愛く踊った前科がある。

「霊夢が踊ったら賽銭は無限に増えるはずなんだぜ。ほらほら、やっちゃいなよ!」

霊夢の恥ずかしがるリアクションを期待したが、なぜか霊夢は不思議そうな顔で尋ねてきた。

「あなた、珍しくカメラ持ってないじゃない」

ああ、そういえば妖精たちと飲んだ場所に置きっぱなしだったな。

「そうなんだぜ、私としたことがあの席に置いて来ちゃったんだぜ」

答えたところで、離れた席から大声が上がる。

おっと、どうやら鬼がやって来たらしい。今日こそは鬼に飲み比べで勝ってやるんだぜ。

22:00

やっぱり強い・・。けど、私はここからが強いんだぜ。

23:00

無理。負けた。ギブア~ップ。

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翌5:00

目が覚めると階段で寝ていた。頭がズキズキと痛む。霊夢には悪いが、一度家に帰って酔い覚ましするんだぜ・・。

6:00

家でニコニコ動画を開くと、なぜか私のサブアカウントでタイトル名のない動画が投稿されていた

しかも、100万再生を超えている・・?投稿時間を見ると夜の3:00らしい。

身に覚えがなければ記憶もない。まず起きていたのか寝ていたのかもわからない。

驚いたあまり、咄嗟にアカウントと一緒に動画を削除してしまった。

8:00

動画を即座に消してしまったことを後悔してきた。せめて内容だけでも確認していれば・・。

霊夢なら何か知っているだろうか。

「ああ・・頭が痛いんだぜ」

神社につくなり冷静を装って挨拶代わりにそんなことを言ってみた。

「そうね、鬼と飲むとロクな目に合わないわ」

どうやら霊夢はいつも通りだ。では飲み会の様子を直接聞いてみるとしよう。

「ところで霊夢、昨日って何か変なこと起きなかったか?」

「変なことって?いつも通りだったと思うわ。こんな惨状がいつも通りというのもどうかと思うけれど。」

どうやら本当にいつも通りと思っているようだ。

だが、霊夢が記憶をなくしている可能性は十分に考えられる

いずれにせよ、これ以上の情報は得られなさそうだぜ。

「そうか・・。それならいいんだぜ。このキャンプファイヤー跡とか、相当大きな火があがったはずなのに記憶にないからな、聞いてみたんだぜ」

何とはなしに口から出てきた言葉だったが、本当にこんな大きな火があがりそうな中で飲んでいたのか?まあ、とりあえず今度こそ片づけを手伝うとするんだぜ。

10:00

片付けが終わり、縁側でお茶を飲んでいると突然声をかけられた。

「霊夢さん、魔理沙さん。あなたたちのどちらかに犯罪の疑いがかけられています。裁判所まで来てください」

もしかしたら記憶違いもあるかもしれないけど、大体はこれで合ってると考えてよさそうだぜ。

それにしても、一晩でミリオン再生(※100万再生のこと。ニコニコだと結構すごい)達成なんて、一体どういうことだったんだぜ。

びっくりした勢い余って、内容を確認せずに削除しちゃったから内容はわからないが・・サムネイルには炎が映っていたから、間違いなく内容は過激なんだぜ。

もしかしたら、先週に図書館から魔導書を借りた時(注:魔理沙は「借りた」と言っていますが、実際は「強盗」です)に撮影した映像じゃないよな・・?

あの時はたしか、図書館の引きこもり魔女と戦闘になったから派手な画は撮れたんだが、常識を弁えている私は投稿したら炎上すると判断して没にしたんだが・・。

何はともあれ、私はおとなしく投稿者として裁かれるのは御免だし、精一杯とぼけてみるとするんだぜ。

もし投稿者として二人から認定された暁には、せめて出演者の罪は二人に被ってもらうとするか。

(勝利条件)

①議論終了時、“投稿者“として裁判長に突き出されない。

 もし突き出されてしまった場合は”出演者として自分以外の二人”を突き出す。

②議論終了時、“過去に撮影した動画“を裁判長に提出されない。

 

 

(行動の指針)

魔理沙は人気動画投稿者ですので、他の二人から疑われることでしょう。精一杯逃げましょう。

自身の記憶はあやふやですが、昨夜の出来事を推測しないといけません。

皆さんは魔理沙のようにそのような経験ありますよね?その時を思い出しましょう。経験ない人は頑張りましょう。

あと一つ。タイムテーブル上には“魔理沙の記憶違いまたは勘違い“が一つあります。

どの記憶が違っているかを突き止めたら、事件の真相が少しクリアに見えるかもしれません。真相に迫るためには、PLの推測力が必要かもしれませんが・・・。

全プレイヤーがキャラクターシートを読み終わったら、いよいよ議論開始です。

プレイヤー同士でタイミングを合わせて「メインゲーム画面へ進む」をクリックしてください。

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